7.不動産投資 その他のメリット①

不動産投資は「生命保険の代わりになる」という点と、「老後の備え(年金)になる」という点に最大のメリットがあります。そのほか、懸念されるインフレリスクにも対応できるというのも、魅力の一つだとお伝えしてきました。しかし、不動産投資のメリットはこれらにとどまらず、ほかにも多くのメリットが挙げられますので、今回はそれらについてご紹介いたします。

長期間、低金利で大きなお金を借り入れできる

お金を哲学的に考えたとき、お金を貸す側からすれば高金利で貸し出し、短期間で確実に回収したいのが想いでしょう。しかし、住宅ローンや事業用投資ローンは、国側からの助成もあってか、長期間・低金利で大きなお金を借り入れることができるのです(利率2.0%ほどですからね)。

一方で、不動産の貸し出しにおいては、比較的高い利回り(利回り4~5%ほど!)で安定的に賃貸料を得ることができます。結果として不動産投資は、低金利で多額のお金を借り、高い利回りでお金を運用することができる、効率の良い投資だと言えるでしょう。

税制上の優遇

現預金で遺産をのこしておくよりも、土地・建物といった不動産のかたちでのこしておく方が、相続税上の優遇を受けることができます。また、一般のサラリーマンの方や自営業の方でも、所得税・住民税の減税を受けることができます。

具体的には、ワンルームマンションを取得した損害保険料・修繕積立金・減価償却など、不動産にかかわる経費についてマイナス計上することができます。例えば、年収500万円を稼いで不動産を所有してない人であれば、その年収500万円について税額が算出されます。一方で、同じく年収500万円で年間50万円の不動産投資経費がかかる人であれば、その差額450万円についてのみ税額が算出されます。

このように、不動産投資は安定的に利益を獲得できる反面、株や投資信託ほど利回りが良くないデメリットはありますが、税制上の優遇を受けられることに大きなメリットがあるのです。

まとめ:不動産投資には「安く借り入れ、高い利回りで運用できる」「税制上の優遇(節税)が受けられる」といったメリットもあります!

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