7.投資の鉄則①:資産を分散させよう!
投資を堅実なものにするための3つの鉄則!
堅実な投資を行い、リターンを確実なものにしたいと考えたとき、守るべき鉄則は大きく3つあります。
鉄則①:資産を分散させること!
資産を分散させ、リターン・リスクを分散させる。
鉄則②:長期的に投資を行うこと!
短期間でリターンを期待するのではなく、長期的に投資を行う。
鉄則③:ドルコスト平均法(積立投資)を活用すること!
投資の時期を分散することで、リターンを確実なものにする。
今回は、投資の鉄則①:資産を分散させること! についてお伝えします。
資産の預け先を分散させることで、リスクも分散!
投資の一例として、「日本株に30万円預ける」パターンと、「日本株・ドイツ株・アメリカ株に10万円ずつ預ける」パターンを取り上げたいと思います。
仮に日本が諸々の原因で不況に陥り、株価が暴落したとしましょう。「日本株に30万円預ける」パターンだと、日本の不況による影響をダイレクトに受けてしまい、投資に対するリターンは見込めなくなるかもしれません。しかし、「日本株・ドイツ株・アメリカ株に10万円ずつ預ける」パターンですと、日本の不況による影響は多少受けるものの、ドイツ株・アメリカ株で一定の投資リターンがあれば、日本の不況による影響は相殺できるでしょう(あるいは、ドイツ株・アメリカ株で多くの投資リターンがあれば、トータルでプラスとなることも十分にあり得ます)。
“預け先” だけでなく、“通貨” や “資産” についても分散することを推奨します。通貨については、円だけで所持せず米ドルやユーロなど別通貨にも分散することで、通貨安となった場合のリスク等を分散できる効果があります。“資産” についても、株のみで投資するのでなく、国債や別資産にも分散投資することでそのリスクを分散できます。特に、「国債」と「株」の価格については逆相関の関係になるのが一般的で、言い換えれば、「国債」の価格が上がれば「株」の価格が下がり、「国債」の価格が下がれば「株」の価格が上がる…という性質があります(※詳細は別講にて)。ですので、投資をする際には「国債」と「株」を組み合わせることでリスク分散が可能になります。