5.【FP1級】参考書・問題集のおすすめを激選しました!
「FP1級は独学でいけるのか、予備校に通うべきか」で述べたとおり、FP1級の学習は、独学で行うことを推奨しています(もちろん、ご自身にあった方法で勉強することが一番です!)。独学で受験することを決めた方にとって、一番の関心ごとになるのは「どの参考書・問題集を使うべきか」という点だと思います。そこで今回は、FP1級を一度で合格した私が使用していた教材、また使用していたものの必要なかったと感じる教材等をピックアップしました。
FP1級 おすすめ参考書
<学科対策>
●合格ターゲット1級FP技能士 特訓テキスト
定番中の定番の基本書。少し前までは、この特訓テキストしかほぼ選択肢がなく、強制的にこのテキストを読んでいたこともあったそうです。ですが、情報量が非常に豊富で、まとめ方も丁寧にされており、定番中の定番といったイメージがあります。参考書はこれで十分だと感じられる一冊。
●みんなが欲しかった!FPの教科書1級
最近、書店に登場した一冊(二冊)です。2・3級を受験したときはこの参考書を使用していたため、1級を受験するときにもこの参考書を使用したかったのですが、私が受験したときにはまだ販売していませんでした。そのため、私が欲しかった!FPの教科書ともいえるでしょう(?)。2・3級のとき同様、丁寧にまとめられた一冊です。
<実技対策>
●FP技能検定1級実技(資産相談業務)対策問題集
実技試験を受験したときに使用した参考書です。実技試験対策はこの一冊のみでしたが、これとネットの情報のみで十分です。事例形式で過去問が掲載されており、解説が詳説に書かれているため信頼できる一冊です。改定があまり行われていないため、やや古い問題が掲載されていることもありますが、実技対策の参考書・問題集はこの一冊しか選択肢がないため、この一冊を信頼していくこととなりました。
FP1級 おすすめ問題集
●1級FP技能士(学科)精選問題解説集
私が使用していた教材です。上述の「合格ターゲット1級FP技能士 特訓テキスト」と対応しているため、購入した本です。解説が丁寧とはいえないのですが、情報量が非常に多く、信頼のできる一冊かと思われます。この問題集を丁寧につぶしつつ、わからないところはネット等で調べ、この問題集に補足していくのがベターです。
●みんなが欲しかった!FPの問題集
私が欲しかった!FPの問題集です(??)。基本的な問題から総合問題まで、さらに実技の対策問題も収録されているため、この一冊で本試験の対策が可能です。解説も丁寧で、レイアウトもきれいにまとめられています。上述の問題集と同様、わからないところは補足していき、さらに詳説な問題集に仕上げるのがベターです。
●FP技能士1級 学科 精選問題&模擬問題
(株)ラピュータ ファイナンシャル アドバイザーズより発刊されている問題集です(通称:ラピュータ)。この問題集の良いところは、問題数が少ない割に試験の合否を分ける問題がそろっており、非常に効率的な学習ができる点にあります。ただし、網羅性には欠けるため、時間がない方向けには適しているといえますが、丁寧に学習していきたい方にはやや物足りなく感じるのではないでしょうか。※私はこの教材を使用していましたが、試験合格へ向けてここまで必要ないのでは?と感じております。
まとめ(勉強法)
私がまたFP1級を受験するとすれば、以下の参考書を使って学習していくと思います。
==============
■参考書
(学科)
・みんなが欲しかった!FP1級の教科書
(実技)
・FP技能検定1級(資産相談業務)対策問題集
■問題集
(学科)
・みんなが欲しかった!FPの問題集
・過去問+解説 5~6年分 以上
==============
「FP1級の試験対策(資格・受験勉強法)」でも述べましたが、一番の教材は “過去問” です。できるだけ多くの過去問を徹底的につぶし、日ごろから政治・経済をはじめとした情勢に耳を傾けることが重要になります。また、実技試験は面接形式になるため、勉強法も特殊になります。そのため、別記事「FP1級 実技試験に向けた勉強法」にて、私が実施していた勉強法をご紹介します。
⇒次講へ