10.FP1級の直前対策

FP試験を直前に控えると、試験日が近づくにつれ、気持ちも段々と受験モードに近づいていきます(それに伴い神経もピリピリしていく方は多いのではないでしょうか)。そしてその時期の悩みが、「試験直前だけど、どんな勉強をしたらいいんだろう?」ということにあると思います。そこで今回は、直前対策に迷っている方へ、私が行っていた直前期の対策についてまとめていきたいと思います。

直前対策①:応用編の過去問を徹底的に潰す!

2.FP1級の試験対策(資格・受験勉強法)でまとめたとおり、FP1級の攻略への近道は、学科-応用編の過去問を徹底的に潰すことにあります。応用編で8割を目指す勢いで、過去問5~6年分と問題集は完璧に仕上げるのがベターです。

予備校講師としての歴もありますが、指導している生徒のうち、合格する人と不合格となる人の決定的な差は、アウトプットの量にあると感じています。問題集を演習するのは、参考書等でインプットするよりも大変ですが、合格にはグッと近づきますので、ぜひとも頑張っていきましょう。

直前対策②:法改正点をチェックしておく!

【H30.1月】FP1級~3級の時事問題(改正点)をチェック!で述べたとおり、FP試験では法改正・時事ネタが出題されやすい傾向にあります。ネット情報や予備校の情報などをチェックし、出題が予想される論点だけでも注意しておくと良いでしょう。

※深入りはしないように! あくまでチェック程度にとどめましょう!

直前対策③:新しいこと(参考書・問題集など)をはじめない!

こちらは対策(?)とは言えないのですが、直前期だからといって新しい参考書・問題集に手を出さないようにしましょう。これは試験界の鉄則ですが、同じ参考書・問題集を継続してボロボロになるまで使い続けることにより、“既視感” が生まれます。「あぁ、この問題はあのページのあそこら辺で見たなぁ…」といった “既視感” があることで、より繊細な記憶が可能となるのです。

そのため、新しい参考書・問題集に手を出すのではなく、これまで学習に用いてきた参考書・問題集を信頼し、徹底的にやりこむことを目指すのがベターかと思われます(頑張ってくださいね!)。

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