6.おすすめの個人年金は?

個人年金の概要については、5.個人年金とは?でまとめてあります。

そもそも個人年金に入りますか?

結論から申し上げますと、私は個人年金に加入していませんし、経済情勢(金利)が変わらない限りは加入するつもりはありません。①マイナス金利の影響で金利が低く設定されていること(0.1%ほど)、②節税対策としても微々たるものであること、が2点の理由として挙げられます。

それでもなお、「堅実に運用をしていきたい!」とか「効果は小さくとも、確実な節税対策をしていきたい!」という想いがある方には、個人年金はおすすめできます。そのため今回は、「私が個人年金に加入するとすれば」という前提で、以下の個人年金をご紹介いたしますね(外貨建の個人年金を除く)。

住友生命『たのしみワンダフル』

まずは、住友生命より提供されている『たのしみワンダフル』です。この商品はマイナス金利以前、利率が非常に高く、爆発的な人気を誇った商品です。支払った額に対し、返ってくるお金の割合を返戻率といいますが、この返戻率が比較的高いです。契約状況により異なるものの、その返戻率は約108%ほどとなっており、円建の個人年金の中ではトップクラスの魅力となっています。

特徴としては、「たのしみランク」といった制度を設けている点で、月々15,000円以上の支払い保険料がある場合には返戻率がアップすることが挙げられます。

明治安田生命『年金かけはし』

次に、明治安田生命より提供されている『年金かけはし』です。この商品も返戻率と会社の信頼性が高いため、加入を考えている方にはおすすめできます。同じ会社より提供されている『じぶんの積立』も話題となっていますが、こちらは保険料の支払い期間が5年のみで、寝かせて運用させる期間が10年となっており、やや特殊な金融商品なのです。

これも契約状況によりますが、返戻率は106%前後となっており、マイナス金利の影響を受けたいまでも一定のニーズがある商品です。

まとめ:安定した運用・節税対策を求めるのであれば、住友生命『たのしみワンダフル』明治安田生命『年金かけはし』

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