7.終身保険とは?

終身保険とは?

終身保険とは、万が一の死亡保障が終身に渡る保険のことで、解約返戻金など貯蓄性が高いものをいいます。
一見すると普通の死亡保険ですが、貯蓄性が高いため、老後資金・教育資金などに充てる目的で活用されることもあります。特にマイナス金利以後は、他の金融商品も振るわないため、この終身保険をおすすめする保険屋さんも多いかと思われます(マイナス金利については、0.【まとめ】資産運用のための保険商品)。

そして、終身保険の中でも「低解約返戻金型」と呼ばれるものがあります。

この低解約返戻金型とは、一定の期間中払い戻される返戻金を低く設定している代わりに、一定期間終了後には通常よりも返戻金が高くされているタイプです。貯蓄性を求めるときは、この低解約返戻金型を選択していくことをおすすめします。

終身保険の返戻率はどの程度か

契約状況や商品によって変動はありますが、返戻率は110%前後ほどの商品が多いです。例えば、30才男性が60才まで終身保険に加入した場合、393万円は435万円まで膨らみます。

結論から申し上げますと、この終身保険も個人年金と同じように「安定した運用成果を求めたい方」にはおすすめできます。逆にいえば、私のように「長年お金を寝かせるなら、もっと健全にガンガン運用したい!」という方には不向きです(というわけで、私は終身保険に加入していません)。投資で受け取ることのできるリターンについては、6.『複利』計算で、投資商品を購入すると…?を参照くださいね。

まとめ:「少しでもいいから安定した運用成果を!」という方には、終身保険もおすすめです(加入するのであれば「低解約返戻金型」を)。しかし、運用性を考えると、変額年金・外貨建保険等の方がおすすめ

次講『8.おすすめの終身保険は?』へ