1.不動産投資の種類
不動産投資の種類
不動産投資とは、土地・建物といった不動産等を対象に資金を拠出し、リターンを求めることです。ひと口に “不動産投資” といっても、その種類・仕組みは異なってきます。その種類は、大きく不動産ファンドと不動産投資信託(REIT)に分けられます。
①不動産ファンド
不動産を直接保有し、拠出・資産運用していく形態のことです。不動産投資といえば、一般的にこちらのことを指すケースが多いです。ですので、本章以降の “不動産投資” の話はこちらのことを指します。
②不動産投資信託(REIT)
不動産に関する投資信託へ拠出し、資産運用を行っていく形態のことです。詳細については、「株・投資信託」編にてまとめていきます。
不動産投資のビジネスモデルは?
では、不動産ファンド、つまり一般的な “不動産投資” の場合、どのようにして投資リターンを得ていくのでしょうか。不動産ファンドの場合、投資リターンを得る仕組みは、不動産売却益と賃料収入の2つがあります。
①不動産売却益
不動産を購入し、その購入した額よりも高い額で転売する方法です。短期間での転売が多いこと、販売の好機・交渉能力が問われることから、1.お金の増やし方についてでまとめたところの “投機” に当たるものと捉えています。普通の方が “不動産投資” と聞くと、こちらの収益方法を想像されるかと思われます。
②賃料収入
購入した不動産を賃貸人へ貸すことで、賃料収入を得ていく方法です。不動産投資ローン等の安い金利で購入した不動産を、高い利回りで貸すことにより収益を得ていくのですが、こちらがFPのおすすめする投資方法となっています。本章では、<不動産ファンド-賃料収入>の投資モデルを想定し、少額投資のお話をしていきたいと思います(かなりおすすめですよ!)。