【私の怒りpart②】子どものお年玉を親が預かったらアウト?!

前回:【私の怒りpart①】子どものお年玉を親が預かったらアウト?!の続きとなります。

親が預かったら、将来いくらで子どもに返すべき?

結論から申し上げますと、預けたお金の利子がついた場合、その利子分を養育費用等に充てるのは良く、子どもからお金を預かったとしても、その預けた分のお金だけを子どもに返せば良いそうです。しかし、子どもの大切な資産をお預かりした際には、適切に運用していくのがベストですよね(ですよね!!)。資産運用を行った際には、どのようにお金は膨らんでいくのでしょうか。

もらえるお年玉の平均額を探ってみると、各ご家庭・親戚などの状況により金額が変動してくるようです。そのため小学生から高校生までの間、受け取るお年玉の平均額を25,000円ずつと仮定して計算します。となると、25,000円×12年=300,000円が純粋なタンス預金として蓄えられます。これを運用にまわしたときは、どのようにお金が変動していくのでしょう。

考えやすいよう、一般の投資家が目指すべき複利5%で計算し、25,000円の積立投資を12年間行ったとして考えると、その金額はおよそ398,000円になります。タンス預金だと300,000円の蓄えであるのに対し、堅実な投資を行った場合だと98,000円のプラスになるため、親が子どもから大切な資産を預かった場合には、積極的に運用をしていくことをおすすめします!(もちろん元本割れのリスクもありますが)。

 少しずつでも、子どもにお金の教育を!

ここまで冗談半分で、「親が子どもからお年玉を預かった場合」をテーマに記事を書いてきましたが、結局は各ご家庭の教育方針によりけりです。「子どものお年玉はすべて子どもが自由に使ってよし!」というご家庭もあれば、「いいや、子どもにはお金の管理ができない!俺が預かったる!」というご家庭もあり、千差万別です。

ですが、若年層の投資アドバイザーとしてぜひ申し上げたいのは、“少しずつでいいので、子どもが自分のお金を管理する習慣をつけてあげてほしい”ということです。教育の主な現場は会社・家庭・学校3ヵ所であり、学校でお金について学ぶ機会が少ないいま、各ご家庭での教育が重要になってきます。ですので、全額と言わず少しずつでもかまいません。お年玉という貴重な機会を通して、ぜひお金の勉強をさせてあげてくださいね。

まとめ:子どもからお年玉を預かった親御さんは、浪費せずきちんと別口座で管理したり、堅実な運用にまわしていくことがベター!また、少しずつでもいいので、子どもにお金を管理させる教育を!

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