9.子ども保険(学資保険)とは?
子ども保険(学資保険)とは?
子ども保険(学資保険)とは、教育資金形成が目的であり、あらかじめ決めた保険料を支払っていき、満期を迎えたら満期保険金を受け取る保険です。以下、子ども保険の図です。
子どもが幼い頃から契約し、高等教育(専門学校や大学など)に進学する頃を満期に設定するのが一般的となっています。貯蓄として保険料を支払っていくのですが、契約者が万が一亡くなったときや、高度障害となった場合には保険料の払い込みが免除されます(もちろん、満期保険金を受け取ることができます)。
子ども保険が保障を念頭に置いているのに対し、学資保険は教育資金の形成を念頭に置いてある点で異なりますが、近年では、その区別が曖昧となってきているようです。
子ども保険(学資保険)も、マイナス金利の影響が!
マイナス金利については、0.【まとめ】資産運用のための保険商品で掲載しているとおりですが、残念ながら子ども保険(学資保険)も、マイナス金利の影響を受け以前より魅力が少なくなってきているのが現状です。
実際のところ、保険ショップへ赴き「教育資金形成を目的として、保険に加入したいのですが…?」と伝えると、FPさんからは “終身保険” などをおすすめされることも多いかと思います。
支払った保険料に対し、どのくらい膨らんで満期保険金が返ってくるのか(返戻率)については、104%前後のものが多いです。そのため、“運用のうまみがある!” というよりも “強制的に貯金ができる!” という点にメリットあるのではないでしょうか。
経済情勢に変化が生じ、金利が上昇しない限り、私であれば子ども保険の加入は避けるべきと考えます。それでも、“安全に運用をしていきたい” という方には一定のニーズがありますので、次講にて子ども保険のおすすめをまとめていきたいと思います。