11.FP1級 実技試験の様子(待ち時間~面接)




実技試験 会場の雰囲気(流れ)

面接までの時間は「待機部屋」、面接時は別の「面接部屋」へと案内されます。
■待機部屋
面接までの時間は待機部屋で順番が来るのを待ちます。(どこも統一だと思いますが)私が試験を受けた会場では、20~30人ほどが同じスペースで待機し、名前が呼ばれ次第「設問を解くスペース」へと案内されます。

「設問を解くスペース」では、面接部屋で問われる事案の概要について記載された紙が配られ、読み込む時間として15分が与えられます。その間に、想定される質問とその回答をまとめていき、面接に備えます。設問を解くスペースは、面接と同様2人ずつ呼ばれます。

■面接部屋
設問を解くスペースで準備をした後、試験監督人から面接部屋へと案内されます。面接部屋への案内は2人ずつとなりますが、面接自体は1人ずつ案内されます(面接に呼ばれていないもう1人は、面接部屋の外にて待機します)。

待機部屋→面接部屋への動きは2セット(PartⅠ・PartⅡ)行われ、この面接の評価で試験の合否が決まります。

面接の概要

面接は1人あたり12分、面接官:受験者=2:1で行われます。普通の面接とは異なり、専門家同士のやり取りですので、レベルの高い会話がスピーディに飛び交います。7.FP1級 実技試験に不合格となる人の特徴とは?でもまとめたとおり、ダラダラと回答しているようでは合格が遠のいてしまいます(厳しい世界ですね…)。

・単純、明解な回答を心がけること
・FPと職業倫理を確実なものにすること
・思い付きで発言せず、丁寧さを求めること
・会話のキャッチボールを意識すること

これらを心に留めておくことが重要です。そのほか面接対策としては、6.FP1級 実技試験に向けた勉強法でまとめたような質問事項をスラスラ答えられるようにするのが必要になります。私が実際にどのような質問をされたのか、どのような回答をしたのか(また、どれだけ回答できなかったのか…)といった面接の具体的な様子については、次講以降でまとめていきますね。

⇒次講へ